展覧会についての記事
【きもの割】江戸から現代へ受け継がれた琳派の伝統をたどる特別展『琳派ー俵屋宗達から田中一光へー』
東京・広尾の山種美術館で、琳派の伝統をたどる展覧会が開催されています。 江戸へ琳派を根付かせた酒井抱一(1761-1828)の没後160年にあたる2018年、日本画専門の山種美術館で開催される特別展『琳派ー俵屋宗達から田中一光へー』では、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一といった琳派の大御所から、鈴木其一、神坂雪佳など近年人気の画家の優品を、初…
『博物館でお花見を』なんとも贅沢な春のお花見を東京国立博物館で
東京・上野の東京国立博物館で、展示室に咲く名品の桜、庭園に咲く桜の両方を楽しめる、桜づくしの贅沢なイベントが開催されています。 日本美術の殿堂、トーハク本館の日本ギャラリーでは『本館(日本ギャラリー) 桜めぐり』と題して、桜をモチーフにした作品が勢揃いしています。館内のあちこちで展示されている桜モチーフの作品で、古くは平安、室町時代の屏風…
美術館でお花見!山種美術館で桜がテーマの企画展が開催中
温かい日も増えて、桜の開花予想も気になる季節になってきました。東京・広尾の日本画専門美術館の山種美術館で「[企画展]桜 さくら SAKURA 2018 ―美術館でお花見!―」が開催されています。 同展では山種美術館の所蔵するコレクションの中から、桜を描いた約60点の作品を厳選して展示しています。古来より日本人が桜を愛でてきたことは、数々の…
江戸の世に誕生した瀟洒な美の世界。『寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽』 サントリー美術館で開催中
天下泰平の江戸の世で花開いた雅な世界にフォーカスした展覧会「寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽」が、サントリー美術館で開催されています。 17世紀初め、寛永年間(1624~44)を中心に開花した「寛永文化」。寛永文化は「きれい」という言葉に象徴される瀟洒な造形を特徴とし、当時の古典復興の流れと作用しあい、江戸の世に「雅」な世界を出…
きもの好きの憧れ!池田重子大先輩の美意識が凝縮した展覧会「池田重子 横浜スタイル展」開催
「昔きもの」ブームの火付け役で、きもののコレクター、デザイナー、コーディネーターとしても活躍した、池田重子(1925〜2015)。 彼女の類まれな美意識で選び抜かれた和装品の一大コレクション「池田重子コレクション」は、着物や帯、帯留め、半襟など、1万点以上にも及ぶ和装品が収められ、広く知られています。横浜のそごう美術館で、「池田重子 横浜…
江戸時代から続く紅屋で開催の企画展「近代香粧品なぞらえ博覧会―舶来エッセンスを使った和製洋風美のつくりかた―」
日本で古くから口紅といえば、紅花から作られる「紅(べに)」のことでした。浮世絵や時代劇の中で鏡に向かう女性が、小さな器や小皿から色をとり、唇に紅をさす光景をご覧になったことはないでしょうか。 江戸時代の文政8年(1825)、江戸日本橋小舟町に創業して以来、日本の伝統的な「紅」を当時の製法そのままに作り続けている紅屋「伊勢半本店」。江戸時代…
もうすぐ会期終了!サントリー美術館六本木開館10周年記念展「天下を治めた絵師 狩野元信」
サントリー美術館が六本木に開館して10周年を記念する特別展「天下を治めた絵師 狩野元信」が開催されており、まもなく最終日を迎えます。 歴史の教科書にも登場する絵師集団「狩野派」。同展は、狩野派の始祖・狩野正信の息子である狩野元信にフォーカスした展覧会です。 歴代の狩野派絵師の中でも高く評価される卓越した技能を持つ元信は、狩野永徳、狩野探幽…
信じられないテクニック満載。特別展「驚異の超絶技巧!-明治工芸から現代アートへ-」開催中
東京都中央区日本橋の三井記念美術館で特別展「驚異の超絶技巧!-明治工芸から現代アートへ-」が開催されています。 同展は、2014年に開催し大好評を博した「超絶技巧!明治工芸の粋」展の第2弾。今回は七宝、金工、牙彫、木彫、陶磁などの明治工芸と、現代アートの超絶技巧がコラボレーションを果たしました。明治工芸を産み出した工人たちのDNAを受け継…
インドから伝わった布・更紗にフォーカスした「更紗のきもの」展が開催中
更紗とは、主に木綿布に手書きや型を使って文様を表したもの。2色以上の色を使って、人物、鳥獣、植物などを捺染した布で、そのルーツはインド更紗にあるといわれています。 更紗にフォーカスした展覧会「更紗のきもの」が、東京・新宿の文化学園服飾博物館で開催されています。 日本には室町時代末期にインド、タイから伝わり、江戸時代には帯や小物入れなどに用…
【きもの割】近代から現代の巨匠がずらり!山種美術館開館50周年記念特別展「日本画の教科書 東京編」
開館50周年となる山種美術館で、記念展の最後を飾る特別展「日本画の教科書 東京編 ー大観、春草から土牛、魁夷へー」が開催されます。前回開催された「京都編」に続く「東京編」の展覧会では、東京画壇の日本画家の作品たちが多数紹介されます。 東京画壇を代表する日本画家の作品が一堂に会する機会。作品保護のため、常設展示を行っていない山種美術館で、所…
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