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江戸の世に誕生した瀟洒な美の世界。『寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽』 サントリー美術館で開催中

2018/1/25

イベント情報

開催: 2018/02/14〜2018/04/08

天下泰平の江戸の世で花開いた雅な世界にフォーカスした展覧会「寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽」が、サントリー美術館で開催されています。

17世紀初め、寛永年間(1624~44)を中心に開花した「寛永文化」。寛永文化は「きれい」という言葉に象徴される瀟洒な造形を特徴とし、当時の古典復興の流れと作用しあい、江戸の世に「雅」な世界を出現させることとなりました。

戦乱の時代が終わり、芽吹き始めた新たな文化。多くの文化人たちがサロンを形成し、公家や武家、町衆、文人、といった身分を超えた交流が生まれました。さまざまな感性が交わり合い、新たな時代に順応した美的感覚が醸され、寛永文化が育まれていきました。

後期展示では、二代将軍・徳川秀忠の娘、東福門院入内の様子を描いた「東福門院入内図屛風」などもお目見えします。東福門院和子は、宮廷文化の再興に力を注いだ後水尾院の中宮。

同展では近世初期の「雅」を担った宮廷文化と、共振して生まれた新時代の美意識が、茶人・小堀遠州(こぼりえんしゅう)、京焼の名工・野々村仁清(ののむらにんせい)、幕府の御用絵師・狩野探幽(かのうたんゆう)などの芸術に結実していく様子が紹介されます。

寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽

会期:2018年2月14日(水)~4月8日(日)※作品保護のため、会期中展示替が行われます。
開館時間:10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日
入館料:一般¥1,300/大学・高校生¥1,000

公式サイト:寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽 サントリー美術館