神田明神の名で親しまれ、現在の地に遷座してまもなく400年目を迎える神田神社。江戸時代には「江戸総鎮守」となり、幕府の御用祭りとなった神田祭は山王祭とともに「天下祭」として壮麗な祭りに発展しました。神田祭は、家康より縁起の良い祭礼として絶さないよう命じられ、いまも昔も氏神様の神輿が渡御(とぎょ)することで各町を清める祭りです。
「鳳輦神輿遷座祭」はだいこく様、えびす様、まさかど様。夕方から夜にかけて三柱の御神霊を鳳輦・神輿に遷す神田祭最初の神事。この神事によって神田祭が始まります。
「氏子町会神輿神霊入れ」は108町会の大小200基もの神輿に、明神さまの御神霊を遷す神事。全神輿に御神霊が遷り、神田、日本橋、大手・丸の内そして秋葉原の各地域が「神田祭」一色となります。
「附け祭」はテーマを変え、趣向を凝らしたユニークな行列には目を見張ります。江戸時代に行われた神田祭で、最も人気があった行列・附け祭。今も昔も人々を喜ばせ、大人気!
「神幸祭」江戸・東京の下町を巡行し祭礼絵巻を繰り広げる神田祭のメインの神事。氏神様(氏子の町を守る神々)がお乗りの「一の宮鳳輦」「二の宮神輿」「三の宮鳳輦」をはじめ、諫鼓山車や獅子頭山車など約500名からなる行列が、氏子108町会を巡り、神々の力によって各町会を祓い清めます。約30キロメートルの長い道のりを歩き、夕方日本橋より「附け祭」の行列も加わって、1000人規模の大行列へと膨らむ、神田祭最大の見所です。
「天下祭」の呼び名にふさわしい絢爛豪華な大行列が巡る神田祭は迫力満点!
記念イヤーの平成27年は神田明神とアニメとのコラボや、神田明神での特別展など関連イベントも盛りだくさん。ゴールデンウィークは天下祭にお出かけしてみては?
平成27年神田祭 ご遷座四百年奉祝大祭
日程:
5月7日(木)鳳輦・神輿遷座祭
5月8日(金)氏子長会神霊入れ
5月9日(土)神幸祭
5月10日(日)神輿宮入
5月14日(木)表千家家本奉仕献茶式・明神能・幽玄の花(金剛流薪能)
5月15日(金)例大祭
特設サイト:平成27年度 神田祭
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