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浮世絵界のトップランナー、歌川国貞展が浮世絵太田記念美術館で開催

2014/9/16

和のイベント

歌川国貞は数万点の作品を残し、当代随一の人気を誇った江戸時代の浮世絵師。のちの三代目歌川豊国。22歳で浮世絵界にデビューしてから79歳で没するまでに生み出した作品の数は浮世絵師の中で最も多いと言われています。国貞は江戸で大人気の歌舞伎の舞台や吉原の遊女の姿を次々と描き、世に送り出しました。

大御所中の大御所である歌川国貞が亡くなってから今年2014年で150年。これを記念して浮世絵太田記念美術館で特別展「没後150年記念 歌川国貞」が開催されます。

本展では国貞の膨大な作品の中から選りすぐりの名品を展示。浮世絵界のトップランナーが描いた江戸文化をたっぷりと堪能できます。

TVや雑誌がなかった江戸時代、当時の風俗を世に伝えるメディアといっても過言ではありません。数多の浮世絵師のなかでも、最も長く、多くの作品を残した絵師なのです。

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「夕立景」(北海道立近代美術館蔵)後期展示

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「玄徳風雪訪孔明見立」(日本浮世絵博物館蔵)後期展示

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「五代目松本幸四郎のかぢの長あん 七代目市川団十郎の大工六三 五代目岩井半四郎の初代のかしく」(個人蔵)10/1~10/13展示

葛飾北斎や安藤広重に比べ知名度は決して高いものではありませんが、作品を目にする機会の1番多い浮世絵師かもしれません。TV番組や本などで、江戸時代の風俗を紹介する資料としてもよく使われたり、飲食店の看板や、駅弁のパッケージにも登場しています。

006-4850「東海道五十三次之内 京 石川五右衛門」(太田記念美術館蔵)後期展示

実は意外と身近な歌川国貞。人物画には特に定評のある彼の作品たち。なかでも遊女のきもの、色合わせや柄がとても素敵なのでご覧になってみてはいかがでしょう。

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特別展 没後150年記念 歌川国貞

会期:2014年10月1日(水)=11月24日(月・祝)
【前期】10月1日〜10月26日 【後期】10月31日〜11月24日 ※前後期で展示替えあり

入館料:一般¥1,000 大高生¥700 中学生以下無料
【リピーター割引】会期中2回目以降ご鑑賞の方は、半券のご提示で¥200割引

公式サイト