「染の小道」は、新宿区の地場産業である「染色」「着物」を軸に、落合・中井の街を元気にするためのイベント。累計で8万人以上を動員してきた、人気のイベントです。
昭和初期〜30年代まで、東京の神田川・妙正寺川流域には300軒を超える染色関連業が集積し、京都・金沢に並ぶ三大産地として知られていました。東京の染色産業の中心だった「落合・中井」界隈には、今もその技術を受け継ぎ、新しい染色を提案する職人・作家たちが集まります。
「染の小道」では、定番の企画「川のギャラリー」と「道のギャラリー」が開催。
妙正寺川の川面に反物を張る「川のギャラリー」では、川のあちらこちらで染色職人が反物を洗っていた頃の風景がよみがえります。色鮮やかな反物がたなびく様子は必見。屋外での展示となるので、雨天中止となります。
「道のギャラリー」では、染色の技術を持つ制作者たちが、お店と相談しながら染め上げたのれんが、商店街の軒先を飾ります。展示先と染色作家さんとのマッチングは抽選で決めるのだそうです。今年は107作品が展示を予定されています。
2018年は10周年ということで記念イベントとして、キモノショーや染色体験、きものや帯の作品展示会も開催されるとのこと。地元商店街114店もおもてなしのイベントを、見て、体験して、街歩き。いつもはお財布にゆとりのある時しか行けないお寿司屋さんで、おつまみも日本酒もオール300円の大人気企画「酒の小道」なる企画もあるとか。
参加店舗ごとのお楽しみもいっぱいのイベント。公式サイトもチェックしてみてください。
染の小道2018
会期:2018年2月23日(金)〜2月25日(日)
場所:西武新宿線、都営地下鉄大江戸線「中井」駅周辺
公式サイト:染の小道 | 落合・中井を染め物で埋め尽くす!