昭和初期〜30年代まで、東京の神田川・妙正寺川流域には300軒を超える染色関連業が集積し、京都・金沢に並ぶ三大産地として知られていました。東京の染色産業の中心だった「落合・中井」界隈には、今もその技術を受け継ぎ、新しい染色を提案する職人・作家たちが集まります。
「染の小道」は、落合・中井を「染めの街」として地元の活性化につなげることを目的とした、住民主体の手作り感あふれるイベント。妙正寺川の川面に反物を張る「川のギャラリー」と、商店街75店舗の軒先に、作家が製作した「のれん」を展示する「道のギャラリー」の2つのギャラリーを楽しめます。
2009年に始まり、第9回目となる2017年は3日間にわたって染め物が中井の街を彩ります。川のギャラリーは、144本、全長300メートルにも及んで反物を架け渡すとのこと。江戸時代からこの地域を彩っていた風景が現代に蘇ります。当日はお天気に恵まれるといいですね。
2月25日・26日の2日間は、落合第五小学校を会場に、無料の型染め体験会「千人染め」を開催。お好みの方を選んで、みんなで一反を染め上げる企画です。
他にもエリア内の各会場で、企画展や体験会が開催されるとのこと。詳細は「道のギャラリー」のMAPをチェックしてみてくださいね。
染め物体験したり、お買い物したり、食べたり、いろいろ楽しめるイベント「染の小道」。お散歩気分で、中井の街をそぞろ歩いて楽しんでみてはいかがでしょうか。
染の小道2017
会期:2017年2月24日(金)~26日(日)
会場:中井駅(東京都新宿区)周辺
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染の小道 | 落合・中井を染め物で埋め尽くす!