2016年は山種美術館が日本初の日本画専門美術館として開館してから50周年の記念イヤーでした。これを記念して、同館が所蔵するコレクションの中から代表する日本画を厳選して紹介する特別展示が開催されています。
近代日本美術史を語るうえで欠かせない、名画ばかりが集まった「日本画の教科書」とも呼べる特別展。京都画壇と東京画壇の2回にわけて開催されます。
今回は、コレクション展示の第3弾。京都画壇を代表する日本画家の作品が一同に会します。京都画壇といえばこの人!という名だたる画家たちが集合。展示されるのは竹内栖鳳、上村松園、小野竹喬、福田平八郎、山口華楊、上村松篁など。日本画好きであればよく知る巨匠の名品が勢揃いします。
展示される作品の中には、山種美術館を代表する作品とも言える、竹内栖鳳《班猫》や村上華岳《裸婦図》の2点の重要文化財も含まれており、明治時代から現代に至るまで、京都画壇の画家たちの珠玉の名品が紹介されます。
切手や教科書など、あれも、これも、どこかで見覚えがある…馴染み深い名品がいっぱいの展覧会は、日本画初心者でも楽しめそうです。
開館50周年記念特別展 山種コレクション名品選Ⅲ
日本画の教科書 京都編
会期:2016年12月10日(土)〜2017年2月5日(日)
会場:山種美術館
開館時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日(1/9(月)は開館、12/29〜1/2、1/10休館)
入館料:一般¥1,200 大高生¥900 中学生以下無料
きもの割:きものでご来館のお客様は、団体割引料金となります。
【開館50周年記念特別展】山種コレクション名品選Ⅲ 日本画の教科書 京都編 ―栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ― – 山種美術館