きもの・和文化事業の立ち上げ、運営、コンサルティングの彩洋。女性の自主性と調和を支援する和洋のプロジェクト

近日公開です。お楽しみに!

simbol

癒される〜「仙厓ワールド -来て見て笑って!仙厓さんのゆるカワ絵画-」永青文庫で開催中!

2016/12/8

イベント情報

東京都文京区の永青文庫。700年の伝統を持つ肥後・細川家に伝来する美術品や歴史的資料など、約89,700点を収蔵する美術館です。庭園も美しい永青文庫で、仙厓義梵コレクションが公開されています。

仙厓義梵(せんがい ぎぼん)は福岡市の聖福寺の住職をつとめた江戸時代後期の禅僧で、彼の描いたユーモア溢れる禅画は、今も広く親しまれています。

『龍虎図』 19世紀(70代前半) 永青文庫【第1期展示】

『龍虎図』 19世紀(70代前半) 永青文庫【第1期展示】

永青文庫の所蔵する禅画は白隠禅師のコレクションが有名ですが、100点以上の仙厓作品を所蔵していることはあまり知られていないかもしれません。今回の展覧会では、同感が所蔵する全ての仙厓作品を再調査し、その成果を会期中の4期にわたって一挙に公開されます。

『虎図』19世紀(70代後半) 永青文庫【第2期展示】

『虎図』19世紀(70代後半) 永青文庫【第2期展示】

『野雪隠図』19世紀(80代) 永青文庫【第3期展示】

『野雪隠図』19世紀(80代) 永青文庫【第3期展示】

禅画は禅宗の教義や精神をを表現したものですが、仙厓義梵の作品は、ぜんぜん難しくない。民衆のために描いた、肩に力の入らない脱力系なのです。ゆるくてカワイイ作品たちですが、仙厓独自の禅の哲学が込められており、展示には仙厓が人々に説いた禅の心がわかりやすく展示されています。

同展では合わせて、仙厓に縁のあるアジアの素朴なうつわや小さくて可愛らしい香合、硯など明清の文房具も展示。さらに、ここだけでしか見られない作品も公開されるとのことで、永青文庫の仙厓ワールドをご堪能いただけます。

autumn_11

会場の永青文庫は、目白台の一画に、江戸時代から戦後にかけて所在した広大な細川家の屋敷跡の一隅にあります。展覧会とあわせて、風情ある建物や、時代を感じさせる内部のしつらえなどもお楽しみ下さい。

「仙厓ワールド-来て見て笑って!仙厓さんのゆるカワ絵画-」

会場:永青文庫美術館 東京都文京区目白台1-1-1
会期:2016年10月15日〜2017年1月29日
入館料:一般:800円、シニア(70歳以上):600円、大学・高校生:400円、中学生以下:無料
公式サイト:永青文庫