江戸川の河川敷で、毎年5月3日と5日に開催される、埼玉県春日部市の大凧あげ祭り。江戸時代の後期に由来を持つ、歴史のある凧あげのお祭りです。
大凧あげ祭りで揚げる凧は、和紙と竹で3ヶ月もかけて大凧文化保存会の会員の手で制作されます。大凧を揚げるのはなんと百数十人。江戸川の河川敷を埋める見物客は約10万人が見守る中、大凧が空へ舞い上がります。
大凧は縦15メートル、横11メートル、重さは800kg!!小凧でも縦6メートル、横4メートル、重さ150kgの大きさ。こんな大きくて重たいものが空中に舞い上がるなんて。その姿は勇壮の一言。その隣では、小凧や女凧、企業名入りのコマーシャル凧などが舞い、お祭り気分をさらに盛り上げます。子どもたちの健やかな成長を願い市民一体で開催される祭りです。
凧に描かれる文字は市の話題、社会経済情勢などを表していて、これまでに描かれた文字の変遷を見ると、それぞれの時代や春日部市の歴史が思い浮かびます。
連休中のお出かけに、気持ちの良い河原で凧あげ見物はいかがでしょうか。
春日部 大凧あげ祭り
日時:2016年5月3日(火・祝)、5月5日(木・祝)
会場: 埼玉県春日部市西宝珠花地先江戸川河川敷(宝珠花橋下流)会場案内図