浮世絵の太田記念美術館で「歌川国貞　〜和の暮らし、和の着こなし」展が開催されます。

江戸っ子の暮らしを描いた第一人者・歌川国貞。美人画や役者絵で最多の制作数を誇り、北斎や広重、国芳さえも上回る人気絵師でした。

国貞の描く人々は、四季を愛でたり、料理を味わったり、楽器を奏でたり、猫を可愛がったり。江戸っ子の日々の暮らしを活き活きとしたヴィジュアルで描き出され、当時の暮らしぶりが浮かび上がってきます。当時のグラビア雑誌やブロマイドの役割もあった浮世絵は、流行をいち早く取り入れ、江戸時代のライフスタイルやファッションを粋な江戸っ子達だけでなく、現代の私たちにも伝えてくれます。

4月16日（土）には江戸を描く漫画家ねこしみず美濃先生による特別講演会「江戸の着こなしウソ・ホント」も開催。江戸時代のファッションについて抱いている漠然としたイメージが変わるかも。講演会は申し込み不要、参加無料、定員50名（先着順）。

国貞の美人画をファッションの観点から眺めてみませんか。きものの柄や色の合わせ方、コーディネートのヒントが見つかるかも。

歌川国貞　～和の暮らし、和の着こなし。

会場：太田記念美術館
会期：2016年4月1日（金）～4月24日（日）
休館日：4月4・11・18日
入館料：一般　￥700　大高生￥500　中学生以下無料

歌川国貞～和の暮らし、和の着こなし。 | 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art