島根県を代表する伝統芸能、石見神楽の東京公演が開催されます。
島根県西部の石見(いわみ)地方で行われる秋祭りでは、各神社で夜を徹して神楽が奉納されます。最近では祭りの時期以外でも一年中神楽を見ることができるようになりました。
石見神楽は金糸・銀糸の刺繍をほどこした絢爛豪華な衣装に身を包み、時にゆったりと時に激しくダイナミックに奏でられるお囃子に合わせた、重厚感あふれる華麗な舞が魅力の一つです。
石見地方には150を超える神楽団体があり、多くの若者が中心メンバーとして活躍しています。
神楽の演目は、古事記・日本書紀にみられる神話や各地の伝説が題材。幅広い内容が、わかりやすいストーリーで展開します。
今回、東京で公演を開催する石見神楽亀山社中は、発足17年の若い社中ですが熟練者によって結成。「温故知新」を社中の理念とし、若いメンバーも活躍しています。今回が2度目となる東京公演では、八調子神楽にのせて、躍動感あふれる舞が繰り広げられます。
神楽のお面や大蛇の蛇胴は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている石州和紙を使って作られています。衣装は地元・浜田の人々が一針一針込めて作られています。面と衣装、舞手が調和した華麗な舞台は必見です。
石見神楽東京公演
会場:THEATRE1010(シアターセンジュ) 公式サイト
日時:2016年4月16日 昼の部(12:30~15:30) 夜の部(17:00~20:00)
料金:S (5500円) A(4500円) B(3500円) 当日券500円増し