「クール・ジャパン」が一つの流行語にもなりつつある昨今、流行がめまぐるしく移り変わるファッションの世界においても、日本人の美意識を活かした洋装や、伝統的な和装を楽しむ人が増えています。特に最近は、美術館が和服を着て出かける場所としても好まれ、美しい着物姿の来場者が増えているとのこと。
日本初の日本画専門美術館である山種美術館（東京都港区広尾）で「クールな男とおしゃれな女―絵の中のよそおい」を5月17日〜7月13日に開催中です。本展では、江戸時代の絵画や浮世絵の粋なよそおいから、近代・現代の日本画や洋画に描かれたモダンなよそおいまで、各時代のスタイリッシュな男女の着こなしを紹介します。
各時代の最先端を行くクールな男たち、華やかな洋装、清楚な娘の和装、艶やかな女性たちのよそおいには、現代の私たちも大いに刺激されるはず。随所に表れた画家の美意識や色彩感覚を味わい、着こなしのヒントを発見しながら、絵の中のファッションを思い思いにお楽しみいただける展覧会です。
入館料は一般1000円ですが、きものでの来館者は200円割引で、さらにプチギフトのプレゼント付き。これは是非、きもの姿で鑑賞下さい。これからの季節は浴衣でのお出かけもいいですね。
守屋多々志《慶長使節支倉常長》（部分）
上村松園《杜鵑を聴く》
安田靫彦《出陣の舞》
館内のCafe椿では、「菊家の水ようかん」「三宝柑シャーベット」など夏のおすすめメニューも登場。展覧会ごとに青山の老舗菓匠「菊家」に特別にオーダーされるCafe 椿オリジナルの和菓子も見逃せません。
ミュージアムショップでは展覧会にちなんだふだん使いにしたい小粋なグッズも販売中。おみやげにぴったりのアイテムがそろっています。
クールな男とおしゃれな女 ―絵の中のよそおい
会期：2014年5月17日（土）～7月13日（日）※（前期：5/17-6/15、後期6/17-7/13で一部展示替え）
会場：山種美術館
主催：山種美術館、朝日新聞社
開館時間：午前10時～午後5時（入館は午後4時30分まで）
休館日：月曜日
入館料：一般1000円・大高生800円・中学生以下無料
きもの割引：会期中着物でご来館のお客様は、団体割引料金（一般：800円、大高生：700円）にてご入館いただけます。さらにプチギフトをご用意しています。
