池袋の街を舞台に繰り広げられる『大田楽 いけぶくろ絵巻』が2016年11月5日に開催されます。
平安時代から室町時代にかけて日本中で大流行し、忽然と消えた芸能『田楽』。これをもとに、狂言師・野村耕介(八世野村万蔵)が舞踊家、音楽家、俳優らとのコラボレーションで創り上げた『大田楽』。
この秋に、九世野村万蔵が演出を手がけ、池袋の街で新たな『大田楽』が幕を開けます。色とりどりの花で飾られた笠や、五色の装束をまとった田楽法師たちのパフォーマンスは必見。
意匠を凝らした華やかな衣裳を身に着け、楽器を奏でながら行進する様子は、さながら中世の絵巻物が現代に甦ったかのよう。
古の響きとともに入場してくる田楽法師たち。行進を終えた田楽法師は座につき、踊りの拵えを整えて躍動の瞬間を心静かに待ちます。ひとたび躍動感に満ちた喜びの踊り『番楽』が始まると、観客は一挙に熱狂の渦に巻き込まれていきます。
日本古来の田楽に加え、ジャグリングや迫力のアクロバット、中国雑技の演技も加えられ、さらにエンターテインメント性を増した『大田楽』。クライマックスには踊り手全員とともに来場者もパフォーマンスに参加して、熱狂は最高潮に。
舞い遊ばん、躍り狂はん。
『大田楽 いけぶくろ絵巻』では、池袋のコスプレイヤーも登場します。他には類を見ない、中世日本と現代の奇跡のコラボレーションも見どころです。
メイン会場となる南池袋公園は、2016年4月にオープンしたばかりの、おしゃれできれいな居心地のよい公園です。こちらで『大田楽 いけぶくろ絵巻』が展開するのは18:30〜19:30ごろ。雨天の場合はとしまセンタースクエアにて開催されます。
入場は無料なので、お近くにお出かけの際には足を運んでみて下さい。
大田楽 いけぶくろ絵巻
日時:平成28年11月5日(土) 18:00~20:30(予定)
会場:南池袋公園・グリーン大通り・としまセンタースクエア(豊島区庁舎1階)
※雨天時はとしまセンタースクエア。
※上演時間は変更となる場合がございます。
入場料:無料 申込不要