江戸に暮らす人々に愛された浮世絵。17世紀後半、浮世絵の祖とされる菱川師宣が活躍し始め、高い人気を得ました。
木版画として庶民に広まった浮世絵ですが、大量生産された木版画の他に肉筆画でも制作され、富裕層の需要にも応えていました。
いかにして浮世絵が生まれ、発展し、近代に至るまでの高い人気と需要を受け継いできたのか。本展では大英博物館、シカゴ美術館、ホノルル美術館をはじめとした海外からの里帰り品を含めた版画、肉筆画の名品200点で、浮世絵の草創期の世界を紹介、版画と肉筆画のそれぞれの魅力を探ります。
時代の流れ、動きにあわせて素朴ながらも力強い存在感を発揮した初期浮世絵の美をご堪能ください。
会期中には講演会やギャラリートーク、ワークショップなどのイベントも開催予定。詳細は公式サイトをご確認ください。1月9日の初日の開場時には獅子舞がお出迎えしてくれるそうですよ。
本展はきものを着て来館すると観覧料が2割引です。ぜひきもの姿でおでかけください。
初期浮世絵展 −版の力・筆の力−
会期:2016年1月9日 – 2016年2月28日
開館時間:午前10時~午後6時 金・土曜日は、午後8時まで開館
休館日:2月1日(月)2月15日(月)
会場:千葉市美術館
観覧料:一般1200円 大学生700円 小・中学生、高校生無料
きもの割引:着物を着てご来館の方は観覧料2割引
ごひいき割引:本展チケット半券のご提示で、会期中2回目以降の観覧料2割引
初期浮世絵展−版の力・筆の力−|2015年度 展覧会スケジュール|千葉市美術館