「手を稲妻のように素早く動かす」ことから名付けられた日本独自のマジック「江戸手妻（えどてづま）」。国の無形文化財に指定されています。文化文政期に隆盛を極め、歌舞伎にも引けをとらないほどの豪華な世界を見せて庶民を楽しませてきました。

料亭で江戸時代からの日本伝統の手品「江戸手妻」を楽しむイベントをご紹介します。

江戸の手品を披露するのは藤山大樹。「手妻」の数少ない継承者の一人です。現在では「和妻」と呼び方を変え、多くのマジシャンが演じるようになりましたが、日本舞踊の要素、和の所作などの古典の決まり事を守って演じる「手妻」を演じるものは減少しています。

藤山　大樹 TAIJYU FUJIYAMA （手妻師）
プロフィール
日本伝統のマジック「手妻」の数少ない継承者。マジック界のオリンピックと呼ばれるFISMアジア大会で優勝。イタリアで開催される世界大会のアジア代表として選抜される。創作手妻「七変化」で世界を驚かせる。

西洋のマジックとは違う、形式美を重んじる日本人ならではの発想が生きた江戸の手品。料亭でお茶とお菓子をいただきながら、楽しんでみてはいかがでしょうか。間近で観る手妻は舞台で観るのとは違う楽しみがあります。

NHKでも取り上げられた浅草の新しい楽しみ方。完全予約制です。

EDO　MAGIC　江戸マジック　＠浅草婦志多

【日時】　不定期　水曜日　13：00～14：00（1時間）
11月11日、11月25日
【会場】　料亭婦志多 RYOTEI FUJITA
【料金】3,500円（税込・お茶・和菓子）
【チケットのお申込み・お問合せ】芝居茶屋 新日屋　TEL 03-5652-5403（平日10:00～17:00）

手妻の若き継承者-藤山大樹_Official Website